2008年11月28日金曜日

販売再開とモニターのお知らせ

今日はお知らせがいっぱい。まずはショッピングのお知らせから。


ラベンダー&マージョラムソープ(左)とハニーリッチソープ(右)の販売を再開しました。
毎年秋から冬にかけて作るせっけんです。



ラベンダー&マージョラムは、名前のとおりの精油をブレンドしたせっけん。
赤い色はレッドクレイによるものです。
メルマガでは一足お先にお伝えしたのですが、ただ今クレイセラピーを勉強中!

クレイはせっけんの素材としてずいぶん前から取り入れてきて、製品の知識などもだいぶ入手してきましたが、セラピーとしてきちんと学んでみると、足りないこと、活かしきれていないことがたくさんありました。事実とは違う情報がまかりとおっていることも・・・というわけで、原料そのものは変更していませんが、今回のロットからクレイがもっと生きるようにレシピを見直し、価格も変更させていただきました。
レギュラーサイズ(約130g)1,155円 ミディサイズ(約80g)710円です。

ハニーリッチソープは、ワンコ用なんですが、毎回飼い主さんに人気があるみたい。この時期どうしても手荒れがひどくなることもあり、はちみつやミツロウを使ったアイテムは飼い主さんにとっても楽なのかも。
ちょっと泡立ち控え目なせっけんですが、細かくてクリーミーな泡が特徴です。
こちらもレギュラーサイズ(約130g)1,155円 ミディサイズ(約80g)710円です。



それから・・・いろんなお客様から「まだですか?」とお問い合わせをいただいていたノンスリップパウワックス、リニューアルして販売再開しております。




容器は透明丸型、底を押し上げるタイプになりました。
手を汚さず使える手軽さはそのままに、容量は今までの2倍になって、たっぷり使えます。
肉球クリームというとジャータイプの容器に入った軟らかめのものが多いですが、これは体温ではすぐに溶けないハードタイプなので、薄く塗れてべとつかず、床の足跡汚れもあまり気になりません。
肉球を舐めるワンちゃんは多いので、素材は安全かつシンプルを基準に選んでいます。
ワタクシとしましては、以前の商品より使いやすくてよいものになったと思っております、ハイ。
内容量30gで1,260円です。

さてさてそれから・・・
モニターせっけん2種をアップしております。
薄みどりのプレーンソープセンシティブは、とにかくやさしいせっけんをと作ってみました。
高ポリフェノールのチリ産グレープシード油にアマゾングリーンナッツ油など、素材からかなりこだわり、油脂の酸化を極力抑えるようビタミンEやROEといった天然抗酸化素材も配合しています。
デリケートぎみのお肌のワンちゃんにお試しいただきたいと思います。
真っ黒のディープクレンジング炭ソープは、皮脂や汚れをしっかり落とすパワフルな洗浄力が目的です。
ワンちゃんの皮脂は落としすぎてはダメ!ずーっとそう思ってせっけんを作ってきましたが、中にはとにかく皮脂をかなりしっかりと落としてあげないといけないと思われるケースもあり、このようなせっけんを作ってみました。
こちらは脂っこいワンちゃんにお試しください。


おひとり様1点、数が少なくて申し訳ありませんが、ご協力どうぞよろしくお願いいたします♪

2008年11月26日水曜日

元気を取り戻してきました!

アタシ元気よ!
はなちゃんの件で励ましのお言葉をくださった皆様、本当にありがとうございました。
w-stoneさん、武藤さん、びっくりさせてごめんなさいね、ご心配かけました。
おり~ぶさん、酵素いただいています。元気になったのは効いたんですね~、感謝しています!
ペットケアステーションさん、SAKUちゃん、優音ちゃん、いちごちゃんはお元気ですか?みんなの快適な日々を願っていますヨ!
ご相談にのっていただいたアロマスペースNICOの姫野先生、おかげさまで心身ともによい状態です。
先月末からステロイドの投薬を受けています。
心情的にはあまりうれしくないステロイドですが、今回ばかりは迷っている余裕はありませんでした。
でも、投薬始めた翌日から食べるようになり、もとのように生活できるようになりました。
腫瘍はだいぶ小さくなりましたが、まだあります。
わたしも、ぜったいに寛解させたいと思うようになりました。
はなちゃんに「治してあげるからね!!」と声に出して言いました。
昨日から8錠飲んでいたステロイド薬を徐々に減らし始めています。
もちろんこれは、獣医さんの指導によるもの、このまま飲み続けると副作用でクッシングになってしまいますから。
それとともに、エイジアックを開始しました。
これは北米先住民の薬草療法で、フローエッセンスという薬草茶(健康食品)を煎じて飲むものです。
飼い主ができることはやろう!
悲観ばかりしていたら、いいせっけんだってできないもんね!
不思議と、わたしが前向きになったのがはなちゃんにも通じたみたいです。
ショップや講座の情報、ホームページの更新など、しばらく滞ってみなさまにはご迷惑おかけしました。
また新たに気持ちを入れ替えて、ワンコにとっていいモノ、いいコトをご紹介していきたいと思います♪

2008年11月7日金曜日

遺伝子のスイッチ

ご無沙汰でした。
新しい製品の情報や講座のことなど、いろいろご報告しなければならないことがあったのですが、ブログを開くのができずにおりました。
ここにお仕事のことだけでなく、犬との生活なども綴っていて、初めて綴るのがつらいことが訪れたからです。

1か月ほど前、アイリッシュのはなちゃんの右顎に、ごりっとする塊があるのに気付きました。
リンパ腺が腫れている・・・どうしたんだろう、顎のあたりは毎日触るところなので、突然触って分かるものができたのはおかしいねと、次の休みに病院に連れていくことにしました。
まさかリンパ腫じゃないよね、と思いながら。

ところが、獣医さんの見立てではリンパ腫の可能性があるとのこと。
できるだけ早く切除・生体検査をということで、血液検査してみると、白血球の数値が異常に低く、このままでは全身麻酔が難しい状態でした。
1週間抗生剤を飲ませて、ふたたび切除のため血液検査をすると、白血球の数値は改善しましたが黄疸の傾向が・・・やはり麻酔はかけられません。
今度は胆・肝改善薬に変えて1週間、このあたりから、下痢が続くようになりました。

3度目の正直と訪れた翌週、白血球の数値はまた下がり、肝機能もあまりよくない、他のリンパ節にも腫れが見られたので、全身麻酔での切除は断念し、ニードルバイオプシーに切り替え、最新の遺伝子検査を受けることにしました。
この検査ではリンパ腫かどうかの診断のほかに、T細胞系とB細胞系どちらのガンであるかがわかり、その後の治療の方針が立てやすくなるということでした。
とはいっても、十中八九リンパ腫であることは、この時点でもうわかっていました。
我が家にある何冊もの獣医学本にも、ネットに出回っている情報や飼い主さん闘病日記などでも、はなちゃんのガンは疑いなく、治療法や経済的なことや余命までも、獣医さんのお話を伺う前に察しがついてしまいます。
数日のうちに食が細くなり、食べさせるのに苦労するようになりました。
高脂肪・低炭水化物がガン療法食の基本ですが、本来なら嗜好性の高い脂肪類も、あまり食べてくれません。
これはきっと遺伝子のスイッチが入ってしまったに違いない!
何とかしたいのにどうすることもできない、はなちゃんがいなくなったらどうしよう???この不安な気持ちは言葉には表しきれません。

昨日、正式にリンパ腫である旨、告知をうけてまいりました。
覚悟はしていましたが、飼い主としてはたいへんつらい宣告です。
そしてすぐに、今後どのような方針で治療にあたるかを決めなくてはなりません。
「何もしなければ年内もたないでしょう。でも何もしないと決める飼い主さんもいらっしゃいます。」
何もしないでこのままはなちゃんを逝かせてしまうことはとうていできない、でも無理な延命はせず、できるだけ普段の生活を一緒に送れるよう、痛みや苦しみを少なくしてあげられるよう、わたしたちは望みました。
不思議とはっきりした診断がされたことで、今までのもやもやした気持ちが薄れ、飼い主として進むべき方向が自覚できたように思いました。
心も体も満たされるように、はなちゃんの介護をしていきたいと思っています。

ごはんをモーレツにがっついて食べるはなちゃんに、なんてお行儀の悪いことかと、仕事中でもトイレでも、どこでも金魚のフンのようについて来て、なんてお邪魔虫なんだろうと、半ば困っていたことが今見られないのは、寂しいです。
でも、毛並み良く、見た目はピカピカ、お散歩に行ってもこの子がガンだなんてわかる人はひとりもいません、今のところ・・・

飼い主なら誰でも避けて通れない・・・ はなちゃんには、犬のこと、人間のこと、命のこと、いろいろと気づかせてもらってきましたが、今そのことを知らせてくれています。
わたしたちははなちゃんがうちに来てくれて本当によかった、その気持ちは今までも、これからもずーっと変わりません。


わたしがこのことで不安になっているとき、心強い言葉をかけてくださったまわりの皆様に心から感謝申し上げます。