2009年11月13日金曜日

久しぶりの近況

ブログがすごーーーく滞っていました。

気がつくと、9月、10月、全然更新なし。
一度更新を怠ると、きっかけを失ってどんどん時間ばかり過ぎていっちゃう。
一番いけないタイプの三日坊主です。

ネットショップのせっけん在庫もかなり少なくなりました。
今、せっけん庫には熟成中のせっけんがいっぱい。
今月末より、続々と完成になります。
来年明けにはモニターせっけんもお出しする予定です。

外に出ると、寒くて背中をつい丸めてしまいますが、すれ違うワンコたちはみんな元気いっぱい!
うちの子たちも、家ではぬくぬくしたがるくせに、散歩には俄然はりきって出かけていきます。
冷え性のわたしは、ワンコの温もりがちょうどよい湯たんぽです。(笑)

2009年8月30日日曜日

パートナーショップさんにせっけん納品

夏はトリミングサロンさんがとっても忙しい季節。
Peach Blossomのせっけんを使ってくださるサロンさんも、とーってもお忙しそうでした。

ということで今月、サロンさんにはいつもより多くせっけんを納品させていただきました。
北越谷のウィッシュ・ドッグさま、それから横浜市綱島のM Dog Spaさま、
れぞれのお店のせっけんご愛用のお得意さまにはたいへんお待たせいたしました。

横浜元町のワンコグッズショップStar Childさんにも、一昨日お届けしてきましたヨ。
今月半ばに売り切れてしまったとのこで、こちらもたいへんたいへんお待たせしました!

出荷前のせっけんの写真を撮るのを忘れてしまいました・・・。
パートナーショップさんに置かせていただいているせっけんは、すべてそのお店のオリジナルです。
お客さまワンちゃんたちの傾向などを伺いながら作っていますから、ショップさまごとに納品するアイテムは全部違うんです。
見た目はちょっと似ているアイテムも、香りや材料の配合など、同じものはありません。
今度はちゃんと写真撮っておかなくちゃね。

来月は、滋賀のペットケアステーションさんがオープン6周年を迎えます。(おめでとうございます!)
それから、新しくPeach Blossomのせっけんを使ってくださるパートナーショップさまも、間もなくご紹介する予定です。

少しずつ、せっけんの輪が広がっていきます。
せっけんの輪とともに、ワンコたちと飼い主さまのニコニコ笑顔の輪も広がっていってほしいと願っています!!

2009年8月9日日曜日

8月8日の阿佐ヶ谷クラフトフリーマケット

イベント、無事終了いたしましたぁ!


ちょうど阿佐ヶ谷の七夕祭りと重なって、なかなかの人出でしたヨ。ブースはこんなかんじです。昨年せっけん講座にご参加くださったMARU3CHUさんと、ネコ雑貨を扱うデザイナーさんとの共同ブースです。せっけんは、MARU3CHUさん、名古屋のWite‐Stoneさん、わたしの3名が提供いたしました。


暑い中来てくださったみなさま、ありがとうございました。お教室に通ってくださったKeikoさん、同じくノブエさん、久しぶりにお話できて楽しかったです。結局わたしたちは、ワンコの話かせっけんの話で盛り上がりますね。(笑)

写真はKeikoさんのおうちのレオンくん。



MARU3CHUさんのせっけんは、色味がシックでとても雰囲気があります。販売はされていないけど、時々イベントなどで出されています。White-Stoneさんはポップなものからシンプルなものまで、バリエーションが幅広いです。ネットショップで購入できます。http://w-stone.net/

わたしは、以前からリクエストいただいておりました、小さいサイズのお試しせっけんセットを、ネット販売に先駆け販売いたしました。

写真は、MARU3CHUさんのあずきソープ。わたしのお気に入りです。




これはネコ雑貨デザイナー@ZUKI(あずき)さん作のグッズ。左はビールジョッキを持っているニャンコ(鈴付き)カバーに入ったマイ箸、右はネコ手デザインのメッセージパッドです。かわいいでしょ? このマイ箸はなかなかすぐれモノなんですよ。どういうふうにすぐれモノかというと・・・

お箸はケースに入っていて、組み立て式です。収納するときは、ベース(黄緑色の台座)にお箸を差し込んで、透明のキャップを閉めます。使い終わって汚れたお箸が、ケースやカバーを汚さず収納できるところがGOO! これってちょっとしたことだけど、快適に使うためにはとっても大事な配慮ですよね。マイ箸はいくつか持っていたけど、布カバーで直接お箸をくるんだりするものだと、せっかくのきれいなカバーに油染みをつけてしまうので、あんまり活躍の場がありませんでした。でもコレなら大丈夫!


ちなみに@ZUKIさんの作品は、ツシマヤマネコなど、日本固有の絶滅危惧動物保護のためのチャリティグッズにもなっております。下のシールがそのしるし。ツシマヤマネコって縞模様やブチ模様などが入り組んでいて、描くのはけっこうたいへんなんですって。そういえばそうですね。



@ZUKIさんとはこのイベントで初めてご一緒しましたが、そんなことをいろいろ伺っていたら楽しくて、すっかり話がはずんでしまいました。イヌでもネコでも野生動物でも、動物好きな人は、集まれば必ず話が盛り上がります。@ZUKIさんのホームページはこちらです。http://azuki50.web.fc2.com/index.html
いつもお客様とはネットの中でのやりとりですが、直接対面してお話できるのはいいものですね!!
ネットを通じてのやりとりであっても、フェイスtoフェイスの気持ちって大切だな~と、改めて再認識。
フェイスtoフェイスの気持でお客様とのご縁をつなげてくれるのは、ほかならぬワンコたちです。

今後も機会があれば、お仲間さんたちとともに積極的に出店してまいりたいと思います。
お楽しみに!!

2009年8月4日火曜日

クラフトマーケットに出店します

今月8日の土曜、手作り作家さんたちによるHOSODAクラフトフリーマーケットに出店いたします。
ワン・ニャンのお仲間さんたちとともに【にゃんとワンの雑貨工房】の名前でエントリー、犬のせっけんを販売いたします。
当日はネットで販売しているせっけんはもちろん、大きなバーソープからのカット売りも予定しています。
いつもはパソコンで見ていただくだけのせっけんですが、お手にとって香りをかいでいただけます。
ブースに里見が常駐いたしますので、犬のせっけんに関するご質問等ございましたら、お気軽にお声をおかけください。
みなさまのご来場お待ちしております!

日時: 2009年8月8日(土) 10:00~16:30
場所: 杉並区阿佐ヶ谷 細田工務店 1Fホール

     (JR阿佐ヶ谷駅より徒歩2分・中杉通り)

2009年7月30日木曜日

大切なパートナーさん

かなり久しぶりのブログ更新です、ご無沙汰スミマセン。
わたしがブログをさぼっている間、いろんな出来事があり、毎日は飛ぶように過ぎていきました。

まず、3か月前に我が家にやってきたビットくん! もうすっかりうちの子です。
月に1回教室に来られる生徒さんも、「表情がずいぶんかわったね」」「すっかりここのうちの子だね」と言ってくださいます。
ビットの近況ご報告は、また改めてアップいたしま~す。

ももは今年もおしりやおなかに赤い湿疹を作っています。
シニアの域に達する頃から、夏の湿疹に悩まされるようになってきました。
ローションなどでケアしていましたが、時々痒みががまんできないようで、一昨日ついに病院に行ってきました。
とりあえず涼しくなって自然と症状が治まるまでは、お薬もやむを得ないかといったところです。

先日、いつもお世話になっている滋賀県のペットケアステーションさまのブログ『わんこにまつわる日々のこと』で、わたしにとって嬉しいサプライズの記事が掲載されました。
http://ameblo.jp/hibikurashi/day-20090723.html
早いもので、Peach Blossomのせっけんを扱っていただき3年になりました。
オーナーさまと初めてメールでやりとりさせていただいたことが思い出されます。

手作りせっけんを作ったことのある方はご存じだと思いますが、湿気・温度・光に弱いせっけんは、けっこう保管に気を使います。
お店という環境で、湿気・温度・光を避けてせっけんを陳列保管するのはかなり難しいことだと思います。
それまで何軒かお取引させていただいたショップさまはありますが、この点がとても難しく、お取引も長くは続きませんでした。
まだまだ手作りせっけんというものが認知されていなかったのですね。

もう販売をお任せするのはやめよう、自分のネットショップだけで販売しようと決めてしばらくたった頃、ペットケアステーションのオーナーさまからお取引のお申し出がありました。
過去の失敗はぜったいにイヤ、本当ならいい面だけ言って買っていただくのが商売でしょうけど、デメリットも正直に申し上げて、ずいぶんワガママなお願いもいたしました。
「なぜせっけんを選んだのですか?」「どうしてPeach Blossomなのですか?」なんて、何度も聞いたりもしました。
でも、オーナーさまはそんなワガママや不躾を受け入れてくださり、わたしのせっけんを大切に扱ってくださいました。
ペットケアステーションさまなら、安心してせっけんを託せる・・・それ以来、Peach Blossomにとってはかけがえのないパートナーショップであり、個人的にも信頼を寄せている大切なお仲間なのです。

そして今、横浜のスターチャイルドさま、同じく横浜のM Dog Spaさま、北越谷のWish・Dogさまと、パートナーさまの輪は広がっています。

どのショップさまにも言えることは、ものすごくこだわりを持っていらっしゃるってことです!

パートナーさまは、今後もさらに広がりそうな気配です♪

ペットケアステーションさま、パートナーショップのみなさま、いつもわたしのせっけんを大切に思ってくださり、わたしに代わってワンちゃんと飼い主さまに思いを伝えてくださり、本当にありがとうございます。
みんなのまごころが、ワンちゃんたちの喜びに変わりますように。。。

おり~ぶさん、ララベルちゃんのママさん、CATNAPのかるころさん、そしてM Dog Spaさん、嬉しいお言葉を寄せてくださり、ありがとうございました。


さてさて、このサプライズブログはとっても長いのです。
もうひとつ、ペットケアステーションさまから。
実はわたしが保護ワンのビットを迎えて少したった頃、ペットケアステーションさまでも新しい保護ワンを迎えようとされていました。
わたしもペットケアステーションさまも、ともに里親という選択をしてきました。
平成19年度の犬の殺処分数は約10万、猫を合わせると30万を超え、里親を待つ保護ワン・保護ニャンたちもたくさんいます。
保護ワン・保護ニャンたちを迎えるならよりどりみどり・・・でも実際はそんなに簡単にはいきません。

保護ワンを迎えた多くの方が保護団体さんや預かりさんを通してお見合いをし、お互いが合意をして里親となっていると思いますが、住宅状況、家族構成などが条件に合わずに里親を断られてしまうケース、保護団体さんとの関係がうまくいかないケースなどもあります。
厳しい資金状況の中で真面目に愛護に取り組んでおられる団体さんもある中、動物愛護と称しながら、その活動に疑問を感じるような団体もあるようです。

我が家はビットを迎える前にあるワンちゃんとお見合いをしました。
残念ながら、意外な理由で里親を断られてしまいました。
新しいリードを用意し、生活のリズムを新しいワンちゃんを迎えるために立て直していた最中のことでした。
ペットケアステーションさまも同じように、やっと迎える決心をしたワンちゃんのお迎え準備をしている中で、里親を断念しなければならないというつらい経験をされました。
そんな経験の中から発せられた思い・・・転載フリーということで、ここにも載せさせていただきました。
以下、本文です。

今年になって、茨城県で「犬・猫の命救うため 飼い主探す団体認定する新制度」が出来たそうです。
県が、「譲渡に適する犬猫の選定」「新たな飼い主へ譲渡する際の事項」などに、ガイドラインを設け、適合する動物愛護団体(動物保護団体)を認定するのだそうです。
私はこういう制度が一日も早く全国的に浸透していって欲しいと強く強く願っています。
今回のこの記事を書くにあたって読んでくださっている方々に多くの誤解を生んでしまう可能性があると考え触れていかなければいけないことだと思い、最後にこの問題について書くことにいたしました。
私たちのLINEは、幸運にもこのようにすてきなつながりになりましたが、そうでないケースもとても多くございます。・・・・・悲しいことですが「動物愛護」が「動物愛誤」となってしまっている団体があると聞きます。
私自身もついこの間までまさかこんなことがあるなんて・・思ってもいませんでした。
きっと信じていたい自分もいたのだと思います。
愛護団体である限り、その目的が「愛護を名乗った募金詐欺」でないならば、その活動は「動物を大切にしたい」という思いから始まっているはず・・・・。
・・・個人・団体も含め「動物愛護団体」の数は多く、その考え方も活動内容も様々で、きちんと活動されていらっしゃる方々も、もちろんたくさんおられます。
しかし「動物愛護団体」選びには、非常に危ない落とし穴があり善意の人の善意を踏みにじる悪質な団体が、残念ながら一部に存在するようです。
「愛護団体」の中には、ブリーダーやパピーミルの責任についてはほとんど触れず、行政が悪いことにして、一般の人たちを焚き付けようとしているような動きも見受けられます。
批判の矛先は行政ではなく、パピーミルの存在と、安易なペットブームのあり方の方に向わなければいけないはず。
そういったことを踏まえ「新たな飼い主を探す動物愛護団体を認定する制度」が出てきたのだと思います。
悪質な愛誤団体は、実際に中にいて活動しないとわからない部分、見えない部分、外からだけでは判断しにくいのが現状です。
でもこの制度が全国に広がれば、個々の団体がこの「動物愛護団体認定」されている団体かそうでない団体かでわたしたちにとっても、今後ある程度の「目安」になるのではないかと思うのです。
わたしは・・・・そう期待したいです。
命をモノ扱いし、お金としてしか見ないパピーミル。
「愛護」と称して、過剰に同情を煽り詐欺まがいの寄付金集めをする団体。無責任な飼育放棄・虐待。そういうもろもろの部分を排除し、動物をめぐる環境を、よりきれいなものにしていくことができれば・・と切に望みます。
監視の目は絶対に緩めず、本当に正しく「認定」しているかを見張り、「誤認定」がないように「この動物愛護団体は安心!」と、動物を譲り受けたい人が思える世の中になってほしい。
家族を求めている犬達と 犬を迎えたい、家族になりたいと思っている人の幸せを第一に考える、そんな愛護団体だけが存在する世の中になってほしい。そう強く願います。
保護されている動物の幸せより、迎えたいと思っている人の気持ちより「支援者を増やすこと・そこからの支援金・保護犬に使われることのない寄付金・自分達の利益のほうがずっと大切。」そんなふうにしか考えていない団体は絶対にあってはいけないと思うから。
「どんな団体であれ信じる信じないはそれぞれの自己責任だ」と言われればそうかもしれません。
でも。そんなことが当たり前に許される世の中にならないように・・・「罪ない犬たちが利用されたり、罪なく殺される動物たちを生み出すのはもう嫌。」その思いをみんなが抱き、その思いを活かせるような仕組みを作っていくことが今後絶対に必要なことだと私は思います。

ペットを取り巻く世の中には、光も影もある。まだ多くの人が知らない影の部分も・・・
わたしたち人間の意志ひとつで、ペットの一生は光にも影にもなる、そのことを忘れずにいたいものです。

2009年6月21日日曜日

犬と猫と人間と


先週、友達に誘われて、久しぶりに映画に行ってきました。
飯田基晴監督のドキュメンタリー映画「犬と猫と人間と」
このタイトルから、わたしたちはどんな内容を想像するでしょうか。
ペットと人間とのかかわり、それもよい面ばかりではない、殺処分とか遺棄とか、ブームの陰に隠されている面も描かれているんだろうな~と、想像するわけです。
うちの子たちはそういう陰の面に身を置いたことのある子だから、身につまされて号泣せずにはいられないだろうな・・・映画館でみっともなく大泣きして、友達を困らせるようなことになったどうしようと思いつつ、会場へ向かいました。
この映画は、役者さんはひとりも出てこない、実際にその場にいる人とペットたち、実際の出来事、それに監督のナレーションでつづられています。
そもそもの始まりは、捨て猫の世話をしているあるおばあさんが、飯田監督のもとに「可哀そうな犬や猫たちを減らしたいから映画を撮ってください」と現れたことでした。
「わたしでいいんですか?」
動物に関して特に詳しいわけでも思い入れがあるわけでもないのにと驚きを隠せない監督に、
「ええ、ええ、いいんですよ・・・でも誰でもいいってわけじゃなくて、あなたならと思ってお願いしているんです。」
と、おばあさんの答えは不思議な確信に満ちていました。
そんな不思議な始まりの映画です。
もちろん、中には殺処分の映像や、保護の難しさも映し出されていて、生易しい内容というわけではありません。
犬や猫は、人間に翻弄され、常に生と死の選別の運命を背負っているんだってことに否応なく気付かされ、それがまたショックなのですが、そんな過酷な運命の中でも、ときにほのぼのと、ときにたくましく、淡々とけなげに生きている姿は、残酷というのとは違うように思えます。
それでも、目に焼き付いてしまったシーンがいくつかありました。
保護される犬・猫たちは、たいていが去勢・避妊されます。
ひとつは、明日にも生まれそうなほどおなかの大きいお母さん猫が、おなかを切られ、取り出された子宮の中に子猫がかすかに動いているシーン。
ふたつめは、子猫の殺処分。
顔を隠されておなかに注射を打たれます。
鳴き声は聞こえませんが、注射が打たれた瞬間、子猫はぎゅうと小さな体を縮めるんです。
それから、徳島県の愛護センターでの犬の殺処分。
殺処分して焼く施設を建設するというとどこも建設拒否にあう、だから移動中のトラックに中で炭酸ガスによる処分を行いながら焼き場に移動、焼き場に到着した頃にはトラックの中で処分が完了しているというシステム。
そのトラックは、システムを稼働させながら、市街地を走っていきます。
もちろん、そんなトラックが他の車と同じように街を走っているなんて誰も気づきません。
これらは、どれもやはり残酷です。
だけど残酷なのは犬猫の姿じゃなくて、人間の心なんですよね・・・わたしたち人間という生き物の残酷さ、強欲さ、身勝手さを、わたしたちは知るべきですね。
ハッピーエンドの映画ではありません。
でも、絶望的だったり、美談があったりするわけでもない、犬や猫を描きながら人間が見えてくる映画です。
観ていて怒りや涙はありましたが、わたしは映画に登場する動物たちのように、ひたすら淡々と、観続けていました。
上映終了後、飯田監督に直接挨拶する機会を得ました。
この映画がたくさんの方・・・動物が好きな方も、そうでない方も・・・に観られるよう望みます。
秋から新宿をかわきりに各地でロードショーが決定しているとのことなので、詳細またこの場で紹介してまいります。
さいごに、この映画ができるきっかけとなったおばあさんですが、完成を待たずして亡くなりました。
わたしはどうもこのおばあさん自身が猫だったような気がしてなりません。
おばあさんを見ていると、どういうわけか白地に耳のあたりに小さな黒ぶちのある老猫のイメージがわいてきます。
なんだか捨てられた猫たちの思いが、おばあさんというカタチで訴えかけてきたような・・・
そんなおとぎ話みたいな感じがしてならないのです。

2009年5月15日金曜日

ニューフェイス ビットくん

約1か月ぶりの日記。

怒涛のような毎日でした。
ご報告があります。
ニューフェイスがうちにやって来ました。
テリア系ミックスの男の子、ビットくんです。
推定1歳、ももちゃんより一回り小ぶりの11キロ。
とっても元気で、人懐こくて、甘えっ子なところがはなちゃんを彷彿とさせます。



はなちゃんが逝ってからすぐ、次の家族を保護ワンの中から探し始めていました。
…やっぱり、アイリッシュ・セターを探していました。
でも、なかなか見つかりません。

3月、イングリッシュ・セターの女の子と一度お見合いをしました。
が、里親成立には至りませんでした。

どうしてもセターばかり探してしまう自分。
犬種が大事? 命が一番大事でしょ? こうして選り好みしている間に何頭の命がすり抜けていってしまっている?
夫婦でそんな自問自答を繰り返していました。
わたしたち家族が持っている赤い糸に、ぴったりと結び合える同じ糸を持った子を、うちに連れて来て、はなちゃん・・・心の中でお願いしていました。

赤い糸・・・こんなにもたくさんの飼い主を待っているワンコたちがいるのに、なかなか赤い糸をつなぐことができません。

イングリッシュ・セターの女の子とのトライアルが白紙になり、失意の中、出会ったのがビットくん。
最初にこの子をネットで見つけ、「会ってみる!」と言い出したのはうちのダンナの方で、見てびっくり!!

「え? セターでも大型犬でもないし、それに男の子だよ!」
「でもとってもいい目してるよ。すごくかわいいよ。」

ご縁ってわからないものです。
うちで望んでいたワンコとはまったく違うタイプだったにもかかわらず、急きょお見合いすることになり、その週のうちにトライアルに入って、トントン拍子にうちの子になってしまったのでした。
自分の心に垣根を作ったままだったら、きっとつなぎ合えなかった赤い糸です。

そしてトライアル期間も過ぎ、晴れてうちの子に。
すでにワンパクぶりを思う存分発揮し、金魚のフンのようにずっと誰かにくっついては甘えています~。
ひとりになってぼんやりと過ごしていたももちゃんも、再びおねえちゃんに戻って、やさしく厳しくしつけています。(がんばりすぎて、ももちゃん下痢が止まらなくなり、只今通院中…汗)

ようこそ、ビットくん。
いままでひとりで淋しかったね。
せっけん屋のワンコとして、お仕事もがんばれよ。
ももおねえちゃんの言うこと、よく聞くんだよ。
オイタはだめだよ。
みんなに愛される子になってね。
精一杯生きようね!

今回の家族探しで、いろんな人と会い、いろんな意見を交換しました。
考えさせられることもいっぱいありました。
今までいろいろお気遣いくださったお教室の生徒のみなさま、お客さま、取引先さま、親しくさせていただいている先生方やお仲間のみなさま
アイリッシュ・レスキューからのご縁で交流させていただきました真鶴のOさま
ブログを読んでひそかに思いを抱いてくださったみなさま
そして、ビットを我が家に託してくださった、茨城のSさま、ドッグカフェアンジーのママさん、取り次いでくださった「犬のしっぽ」のSさま
みなさまに感謝し、新しい命を迎えられたことをご報告させていただきます。

2009年4月19日日曜日

ハッピーバスデー


今日ははなちゃんの誕生日。
ハッピーバスデイ、はなちゃん! 7歳だね。いつも忘れずに思っているよ。

2009年3月23日月曜日

アイリッシュ・セターに会いに行こう!元町セントパトリックデー

アイリッシュ・セターの故郷 アイルランド・・・
3月17日はアイルランドの聖人『セントパトリック』の命日、この日をお祝いした盛大なお祭り『セントパトリックデー』が3月、世界各地で行われています。日本でも名古屋や京都などで開催、横浜では3月21日、元町商店街でパレードが行われました。
このイベントは、毎年アイリッシュ・セターやアイリッシュ・ウルフハウンドたちも着飾って行進し、近隣からもセターたちがたくさんパレードを見にやってくるのです。もも・はなと一緒に行ったのは、もう4年ほど前、たくさんのセターに混じってはなちゃんも主役のひとりになったような、忘れられない楽しい思い出です。久しぶりに、かわいいセターたちに会いに、カメラを持ってこのお祭りを見に行ってきました。

セントパトリックデーを広報しているアイリッシュネットワークジャパンのホームページに、「アイルランド人はひとなつこくて楽しいことが大好き」とありますが、これってまさにアイリッシュ・セターの性格そのもの! うちのはなちゃんは、外見はアイルランド的なフィールドタイプではなくて、アメリカに渡って改良されたショータイプのセターでしたけど、故郷の気質はしっかり受け継いでいたのネ。わたしはアイルランドに行ったことは一度もないのですが、はなちゃんと暮らして、この子の故郷の国の風土や文化に自然と興味を持つようになりました。
そんなことってありませんか? 犬を通じて、いつも間にか故郷にも愛着がわいてくることって。

イベント当日はとてもよい天気、商店外のあちこちにアイルランドの色である緑の風船や、アイルランドのシンボルマークのシャムロック、緑・白・オレンジの国旗を模したディスプレイがあふれています。


このお祭りに来るなら、緑色をどこかに身に付けて。わたしは、緑のシャムロックのペンダントをして行きました。わんこもグリーンのパーカーに風船を付けて、アイルランド気分♪右の緑のマントの人がセントパトリックで、アイルランドにキリスト教を布教したという国民的な聖人、左の赤いコートの人は、アイルランド出身というガリバー(ガリバー旅行記の)です。
セントパトリックのあとには、バグパイプの楽隊が行進します。
あっ、来た来た!アイリッシュ・セターの行進です!みんなマズルにシャムロックを付け、かわいい衣装を着て颯爽と歩きます。沿道の人たちも、セターが来ると「うわ~」と歓声を上げ、みんな目が釘付け。それにしても、赤毛のセターに緑色は映えますね~♪白いドレス姿のセターちゃん、お嫁さんかな?すばらしい毛並みのセターちゃん、バッチリカメラ目線でポージングして、立派でしたよ!在日米陸軍の楽隊です。1曲目に横浜市歌を演奏。
笛や太鼓の音楽にのって踊るアイリッシュ・ダンス。上半身に大きな動きはないけど、つま先立ちでかなりステップワークは激しいです。
ダンスを披露してくれた金髪の女の子。とてもかわいかった。
バトントワリングの一団が続きます。行進しながらバトンを投げて一回転、そして取る!よくできるな~と関心。
横浜市民族無形文化財「川島囃子保存会」のみなさん。ひょっとこさんとお獅子さん、カメラ目線ありがとう。

若い在日米軍のみなさんによる軍隊式行進。将来は将校になるのでしょうか。

パレードを終えたセターちゃんたち、飼い主さんにお願いして撮らせてもらいました。 みんなお疲れさまでした~!


かわいいですね~。。。
人間の好みや都合によってこんなにも種類が増えた犬という動物、だけど、犬種ならではの愛らしさ、素晴らしさを感じずにはいられません。アイリッシュ・セターは、やさしくて陽気で、人やほかのワンコが大好きで、誰とでも仲良くなっちゃう、大型犬だけど小さな天使のようなワンコなのです。
はなちゃんを迎えるまで、アイリッシュ・セターについてわたしは何も知りませんでしたし、特にこの犬種が好きというわけでもありませんでした。予備知識も先入観もないままに、お互いぶつかり合いで家族になっていきました。
こんな犬との出合い方があってもいいのではないでしょうか。
今は、わたしも夫も、アイリッシュ・セター大大大好きです!

2009年3月8日日曜日

飼い主さまのためのアロマテラピー検定1級対策講座

寒い雨の日が続きますね。
パソコンを打つ指が毎日冷たいです。

今日は、4月から始まるPeach Blossom講座のお知らせです。
しばらく募集を控えていたアロマテラピー講座、募集再開しております。
Peach Blossomは(社)日本アロマ環境協会のアロマテラピーアドバイザー認定教室です。
「アロマテラピーアドバイザーってなに?」
それは、アロマテラピーの基本的な知識や活用法を理解し、ご家庭でアロマを楽しんだり、まわりの人たちに安全で楽しいアロマを伝えられる知識を習得した人に認定される資格です。
資格取得には、まずアロマテラピー検定1級に合格することが条件。
そのための対策講座のご案内です。

Peach Blossomの生徒さんは、今や犬の飼い主様がほとんど。
愛犬家なら、ご自分の習得されたアロマテラピーをワンちゃんにも活かしてあげたいと思うのは自然なこと、ご自身で体感したからこそワンちゃんにも活かしていけるというものですよネ。
アロマテラピーの基礎的な部分は、人も犬も共通です。
だからうちのアロマ講座は、『飼い主さまのためのアロマテラピー検定1級対策講座』
4月より、月2回ペースで全10回、11月に行われる検定試験目指してがんばってまいります。

日程は下の通り

***第2・第4土曜コース***
2009年 4月25日 5月9日 5月23日 6月13日 6月27日7月11日 7月25日 8月8日 8月22日 9月12日
***第1・第3日曜コース***
2009年 4月19日 5月3日 5月24日 6月7日 6月21日7月5日 7月19日 8月2日 8月16日 9月6日
***第2・第4木曜 平日コース***
2009年 4月23日 5月14日 5月28日 6月11日 6月25日7月9日 7月23日 8月13日 8月27日 9月10日

時間13:00~15:00 全10回  授業料:40,000円 材料費込み(実習2回)

※(社)日本アロマ環境協会発行のテキストをお持ちの方はご持参ください。お持ちでない方、お申し出いただければまとめて取り寄せいたします。(4月10日締切)


「興味はあるけど迷うな~」 「どんなことをやるのかイマひとつわからない」
という方のために、3月15日と20日、検定の説明を兼ねて1Dayプレ講座を実施いたします!
作用や知識一辺倒になりがちなアロマテラピーですが、感じて身につけるための練習や、犬へのアプローチのしかたのお話をさせていただきます。
プレ講座だけのお申し込みも、もちろんOKです。

***2009年 3月15日(日曜) または 3月20日(金曜・祭日)***
時間 13:30~15:00 1時間30分×1回 授業料:2,000円(おみやげ代込み)



本講座、プレ講座ともにご希望の日程を明記のうえ、メールにてお申し込みください。
プレ講座はお日にちが迫っておりますので、お早めに。
詳細はこちら・・・
http://www.pb-dogsoap.com/aromakentei%20koza.htm



恒例の『犬の手作りせっけん特別講座・第8期』の募集も開始しております。
詳しくはこちらからどうぞ。
http://www.pb-dogsoap.com/tezukurisekken%20tokubetu%20koza.html

2009年2月28日土曜日

新作シルクラベンダーソープとシャンプーの木

オンラインショッピングに新作せっけんをアップしました。シルクラベンダーソープです!
シルクってワンコにはどうかな~とためしに作ってみたら、なかなかGOODな仕上がり。
特に細くて長い被毛がするりと絡みにくく仕上がるのがよいですね。
それ以来何度かテストをして、モニターも行って、第1作はシルクハニーソープ、これは早々に売り切れてしまいました。
そして、シルクラベンダーソープは第2作です。
あまり香りには凝らず、ラベンダーだけを使用しました。
グリセリンにラベンダーの花を漬け込んで作ったチンキ剤もたっぷりと配合。
シンプルですが、香りも、うっすらと紫を感じるアメ色も、わたしのお気に入りです。
出来上がりを待っていてくださった飼い主様、たいへんお待たせいたしました~!!


それからコレ、現在HPのトップページにも載せているもので、「シャンプーの木」といいます。
わたしは一度園芸店で見たことがあって気になっていたのですが・・・このたびついに購入してしまいました。
先日、ある講座でご一緒した獣医師のTさんと久しぶりに再会することに。
待ち合わせ場所は東京農業大学の『食と農の博物館』、わたしたちにはうってつけの待ち合わせ場所ですね~。
ここの展示に大きなシャンプーの木があります。
葉を触ってみると、ややウーリーな肉厚で、やわらかく、何とも青臭いにおいです。
マダガスカル原産、学名はUncarina sp.
葉を水の中でシャバシャバするとトロリとした粘液が出てきて、それを現地では洗浄剤として使用しているのだそうです。
温室の一角に農大生さんが熱帯魚や多肉植物を販売するコーナーがあり、この苗も売られていました。
我が家は20年以上熱帯魚を飼っているため、ひとしきり熱帯魚の話題で学生さんと盛り上がったあと、このシャンプーの木の話になりました。
学生さんによると、この葉の粘液はペットを洗うのにもよいとのこと。
「ペットシャンプーには合成香料の強いものが多いですが、これはイヤなにおいが残らなくていいですよ!」と学生さん。
「成分は何ですか? サポニンですか?」などなど質問を浴びせてしまいましたが、詳しくは研究中だそうで、シークレットでした。
今はこんなに小さい木だけど、なんとしても大きく育てて葉っぱを収穫し、ワンコのシャンプーとして試してみるのダ!!

苗木を持ったままあちこち移動し、帰りは満員の東横線、そのせいか家に着いた頃には4枚しかない葉っぱのうち3枚がヘロヘロに・・・。
翌日、復活しそうにないヘロヘロの3枚を水に浸してみると・・・・・・おおー!すぐにトロミが出てきましたぞ。
写真、わかります?
でも洗浄剤として使うにはちょっと少なすぎ、やはり大事に育てて葉をいっぱい収穫しなくてはネ!
農大生さんの今後の研究も期待しております♪

2009年2月8日日曜日

銭ゲバ

土曜の9時から『銭ゲバ』っていうドラマをやってますよね。
ジョージ秋山の漫画で、だいぶ古い作品。
わたしが小学3年か4年のとき、前の席に座っていた子に貸してあげるよっていわれて読みました。
とことん非情で、後味の悪さが残るイヤーなお話だったから、登場人物の顔、「銭ずら」というセリフ、子供ながらにやりきれない気持ちになったこともよーく覚えています。
あまりにも脳裏に強烈に残った漫画だったので、子供のころのイヤな記憶をなつかしく思いながらみています。

先週の第3話放送のとき、わたしたちは瀕死のはなちゃんをかかえて泣きながら見守ることしかできないでいました。
それなのにテレビはついていて、おまけに『銭ゲバ』で、、、
お別れが近いことを、夫もわたしもいやというほどわかっていて、そのとき

  さ~よ~な~ら~ ただ~ ただ~ただ~ただ~ いとしき日々よ~

とかりゆし85の歌うエンディングが・・・・・・

あれ以来、この曲が頭の中をリフレインしています。


歌詞はこちらで見られます。 かりゆし85「さよなら」

2009年2月7日土曜日

癒しのコーナー

窓際の、はなちゃんがよくくつろいでいたコーナー。
きれいなお花たちでいっぱいです。

たくさんのお花に囲まれて、はなちゃんは幸せだね。

お仕事以上にいつも心強い味方のペットケアステーションさん
心も体もくじそうなときにそっと支えてくださったAroma Space NICOの姫野純子先生
お会いするたびに楽しくて元気をもらっていた静岡のおり~ぶさん
せっけん講座をとおして学びを進めておられる都筑区のレナちゃんママさん
お手紙やメールをくださったたくさんのみなさま
ありがとうございました。

お花あふれるこのコーナーを眺めるたびに、わたしも癒されています。
ももちゃんもここでくつろいでいます。

2009年2月3日火曜日

はなちゃんとお別れ

今日、はなちゃんのこの世の体とお別れしてきました。
家族みんなで見送りました。
もちろん、ももちゃんも一緒です。
葬儀は戸塚区ののどかな一角にあるポチたま霊園さんにお世話になりました。


お見送りのときのはなちゃん、たくさんのお花に囲まれ、本当に眠っているようなのです。
口元には、おととしのクリスマスにペットケアステーションさんからいただいたボール(キュウキュウ鳴るので大のお気に入りでした!)と、いつも出張講座をご依頼くださる杉並のAさまからいただいたクッキー。
手には、遠くから講座に通ってくださったおり~ぶさんにいただいたお守りに、わたしがはなちゃんに宛てて書いた手紙(初めて書きました)を持たせ、はなちゃんの協力でレシピを完成させたマイルドグリーンソープを置きました。
おふとんの下には、川崎のKさんに特注で作っていただいた、ももとお揃いのお洋服をかけてあげています。
足元には、エヘヘ、ダンナの古い靴下。
いつもダンナが帰ってくると、ももと先を争って靴下を奪っていました。
首輪は付けたままにしていただきました、名前とうちの電話番号が書いてあるから。。。
そして、やはり制作にあたりたくさん協力してもらった『愛犬の心と体を元気にする手作りアロマせっけん』。

いち早くお悔やみのメールをくださったソーパー仲間の野乃屋さん、お忙しい中お花を持って駆けつけてくださった保土ヶ谷区内のOさん・・・・・・みなさん本当にありがとう。
たくさんの心のこもった品物と、はなちゃんをかわいがってくださったみなさんの思い出とともに、無事旅立つことができました。


ポチたま霊園はペットだけの霊園、屋外にはお墓や供養塔もあり、ひなたぼっこする猫ちゃんも多数。
霊園なのにしめっぽくて重い「気」はまったくなく、カラリとした明るい空気で満ちています。
動物って人間と違って、よっぽどのことがない限りこの世に恨みや執着を残さないで逝くからなんだろうなー。
ここに眠るペットたちが、家族に愛されてきた子たちばかりだからかもしれませんね。
まだ2月にもかかわらず、暖かく穏やかなお天気に恵まれ、これもはなちゃんのおかげかななんて思いつつ天に昇っていく煙を眺めながら、わたしたちの気持ちも今日のお天気と同じ、のどかであったかい思いに満たされていました。

ももは、はなの死をなかなか受け入れられないでいるようでした。
はなが逝く前にものすごく吠えて、きっと「死んじゃダメーっ!」って叫んでいたんだと思います。
この2日間はふさぎこむように体を丸めて寝ていることが多く、ときどきはなの亡骸をじーっと見つめたり、「起きてよ・・・」と言うようにおしりのニオイをかいだりします。
今朝は、棺の中にかけられているフトンをめくろうとしていました。
ところが今日のももは何かに癒されていたみたいで、終始ニコニコとして落ち着いている様子。
何かがももの心に働きかけたのでしょう。
霊園のご主人やスタッフのおにいさん・おねえさんにもたくさんかわいがっていただきました。
ここのスタッフさんは、みなさん動物が大好きでしょうがないっていうかんじ♪

お薬を飲み続けていたはなちゃんが灰になるのには、1時間半以上かかりました。
お骨上げのとき、はなちゃんの骨をしげしげ見ていると、ドッグアロマセラピストの好奇心がむくむくと復活し、「この骨は?あの骨は?」とあれこれ質問してしまいました。
犬って頭のてっぺんに小さな突起があるでしょ。
ツボでいう後頂(GV19)ですか、はなちゃんはこれがとても大きく頑丈で、以前これがアゴに命中し、頭の中が真っ白になって目から火が出てことがありました。
やっぱりウルトラマンばりの突起がありましたよ。
第一頸椎も幅広でなかなか立派でした。
ここの下には生命維持に関わる延髄があります。
生前のはなちゃんは生命力あったもんねー、きっと延髄も立派だったんだろうな・・・。
骨に付着した赤い色は血液、病気だったからあちこちに血液の跡が出ていましたが、遺体の硬直が少ないので苦しい死ではなかったとのこと。

お骨を受け取り、帰りは湘南方面に出て、鎌倉、逗子とドライブしました。
海もおだやか。
こんなやさしい気持ちで、ゆったりとした時間を家族とともに過ごしたのは久しぶりです。
この気持を忘れないでおこう。
これからはみなさまのワンちゃんのために、もっともっとやさしいせっけんを作りますね!

2009年2月1日日曜日

みなさま、ありがとう。

昨晩10時24分、アイリッシュ・セターのはなちゃんが永眠いたしました。
かわいがってくださったみなさま、ご心配くださったみなさま、ありがとうございました。
はなちゃんに代わって御礼いたします。


昨日2時頃のはなちゃんです。最後の撮影になりました。

昨日は雨風が強くて、こんな悪天候で弱っているはなちゃんを病院まで歩かせられないと、行きは仕事に向かうダンナの車で送ってもらい、帰りは初めてペットタクシーを利用しました。
お薬と栄養剤を注射したにもかかわらず、昨日のブログアップ後も症状の悪化はすすむばかりで、体温は低く、呼吸は弱く、脈拍は170を超えていました。手足は本当に冷たくなってしまい、見ると本来なら黒いはずのツメが白っぽくなっています。目の瞬膜は充血し、おなかも青紫色に。一生懸命さすっても、なかなか体はあたたまりません。
つらいのかな、痛いのかな、はなちゃんが好きなゼラニウムでさすってあげよう。

午後を過ぎると、お水も自分で飲めなくなりました。
足取りはかなりふらついていて、しっぽも完全にだらり、それでも外に出たいというので出してあげると、いつの間にか庭の隅っこの茂みの奥に、体を丸めて横たわっています。

「そんなところで寝ちゃダメじゃない、早く出なさい!」

といって腕を掴んで引っ張り出そうとしましたが、体がいうことをきかないらしくてなかなか出てきません。やっとのことで引っ張り出し、泥だらけの足を洗って体を拭きました。
このとき、ああ、この子は死んでいこうとしていると、初めて理解したように思います。
猫や野生の動物は姿を隠して死ぬというけど、この子も本能的にそうしようとしたのかな。

何度か嘔吐と下痢をしましたが、夕方便に血が混じり始めてからは容体がさらに急変。
歯茎や舌は貧血で真白です。
血便を何度か繰り返して、もう立ち上がることもできず、焦点も合わせられません。
この子は今夜死ぬ、そう思うと一瞬たりとも離れていられず、ずっと抱きかかえていました。

ダンナが仕事から帰るまで、なんとかがんばってほしいな。

夜、ようやくダンナが帰ってきて、ふたりで抱きかかえて過ごしました。
体は動かないけど、ペットボトルのお水を口元に少し流してあげると、舌を動かし水を飲もうとします。
手足が硬直したようにまっすぐに伸びてしまうので、さすったりや曲げ伸ばしを続けました。

10時頃だったと思います、ついに手足に痙攣が始まり、時折突っ張るように足を動かし始めました。
今まで声も出なかったはなちゃんが、荒い呼吸のなか「オーン、オーン・・・」とないています。

「はなちゃん、ありがとう、ありがとう」

それに応えてくれているのか、それとも苦しさからなのか、しっぽを一生懸命振ろうとします。

「はなちゃん、もうがんばらなくてもいいよ。」

なき声はほんのしばらく続き、次の瞬間体をぐーっとのけぞらせました。
まるで蝶やセミのさなぎが脱皮するように。

はなちゃんの魂が体から出ていく・・・

ふっと戻ったとき、呼吸が止まりました。

しばらく心臓は動いていましたが、だんだん不規則に弱くなり、やがて止まりました。

死ってもしかしたら生からの脱皮なんだろうか。
だとしたら、目には見えないけど、魂は羽化するのかしら。
甘えっ子で寂しがり屋で、「となりのトトロ」に出てくるメイそっくりのなはなちゃんだったけど、最期はとても立派だったね!
とっても上手に脱皮できた! すごいね!

わたしたちはこの子の最後の時を看取り、一緒に床で寝ました。
一緒に寝ながら、今はなちゃんの魂はどこにいるのだろう、生きていた時と同じように、わたしたちの間にもぐりこんでいるのか、それとも天井からわたしたちを見ているのか。
ひょっとしたら、どのワンコでもすぐにお友達になれるはなちゃんだったから、先に逝ったワンコたちに連れられて虹の橋の向こうに行っちゃったかな・・・・・・でもまだ、はなちゃんがいなくなった気はしません。

はなちゃんの最後の言葉の意味を思います。
うちに来てよかったって言ってくれたのかな、さようならって言ったのかな。
この子がうちに来なかったら、わたしは犬のせっけん屋にはなっていなかったかもしれない。
犬のこともこんなに一生懸命になって勉強しなかったかもしれない。
この子がうちに来てくれたことは、わたしにとって言葉で言えないほど大きい!

今、2階ではなちゃんは静かに眠っています。
ももがそばについてくれています。

ありがとう、はなちゃん。
またははちゃんの笑顔を見て、体に触って、声が聞けるかしら。
いつかわたしが逝くときは、はなちゃんに迎えにきてほしいな。

2009年1月31日土曜日

スイッチ、ふたたび・・・

いつもごはんタイムになるとうるさく催促し、大メシがっついて食べていたはなちゃんが、昨日の朝は半分しか食べなかった。
ああー、ついにきたか・・・
ステロイドや自然療法が徐々に効かなくなってきているのは感じていました。
獣医師さんからは、「次に具合が悪くなったときは衰弱が早いでしょう。」とも。

その後何度も吐いて、刻一刻と弱っていくのがわかります。
この子の中で時間が何倍にも早くすすんでいるみたいです、わたしは代わってあげることもできず、何もしてあげられません。
涙を流しながらゲーゲーしているはなちゃんをさすりながら、わたしも泣けてきた。。。

昨晩は、はなちゃんをお風呂に入れて、せっけんできれいに洗い、乾かしました。
弱っていくはなちゃんをお風呂に入れるなんて・・・と普通なら思うところですが、なぜでしょうね。

今朝は動物病院に連れて行き、吐き気と下痢を抑える薬の注射と皮下栄養剤を打ってもらってきました。
もしかしたら一緒にいられるのはあと数日、先日ドッグランに行ったとき、ひょっとしたらこれが最後のお散歩かも?なんて一瞬頭をよぎり、縁起でもないと振り払ったのがそのとおりになってしまうかもしれません。
絶対回復を願っていたけど、現実を受け入れなければいけないときがきたのかな。
常に悔いのないようにと思っていても、「もし〇〇だったらはなちゃんは・・・」という思いが浮かんできて、今更ながら心が揺れます。

2009年1月29日木曜日

シーパラ散歩とトンビ被害

先日、はなちゃんの通院のついでにちょっと車で遠出のお散歩をすることにしました。
金沢区の海の公園、ここは小さいけど無料のドッグランがあります。


発病以来あまり運動していなかったはなちゃん、ドッグランで会ったワンちゃんたちとすぐに仲良くなり、いっぱい遊びました!思いっきり走ってこちらに向かってくるのをみると、やっぱうれしいな~。

ももちゃんは隅っこをもぞもぞするばっかりで、あまり走りません。カメラにポーズもなしで、こんな写真ばっかりです。

このあと八景島に渡って、シーパラダイスの中をお散歩。
ここでは水族館の前のホットドッグ屋さんでかならずチリドッグを買って食べます。
一足はやく食べ終わったダンナが、はなちゃんに水をあげてくると言って席を立ち、わたしは残りのチリドッグの中身をこぼさないようにそーっと食べていると・・・手元にガッと衝撃があり、チリドッグが忽然と消えた!!!
コレ、点みたいだけどわかります?

トンビですよ~、音もなく後ろから急降下してわたしが今しも食べようとしているチリドッグを掴み、そのまま飛び去った!
一時唖然としたけど、カッコ悪いから照れ隠しに「ももちゃんトンビに取られちゃった!」なんて話しかけたりして。直後に戻ってきたダンナ、食べ物を掴んで飛び去るトンビがいるなーと思いながら戻ってきたら、わたしがチリドッグを奪われていて、半泣きに近い顔をしてたって、大笑いですよ。

大事に食べていたのがアダになってしまった・・・くやしい。
それにしても、わたしにはまったく触れることなく、確実にチリドッグを掴んで飛び去ったトンビの能力ってすごいな~。


さんざん遊んで帰ってきて、翌日はももはなともにグーグー寝ていました。


この格好です。
はなちゃんの顎下のガンはだいぶ大きいのですが、ドッグランと八景島散歩のあと、やや小さくなっていました! 運動して代謝が高まり、免疫力もアップしたのかしら?
がんばれー、はなちゃん! また連れて行ってあげるね。


2009年1月9日金曜日

不要ペット回収車


ダンナが休みの日は、ふたりで買い物をしに車で出かけます。(ほとんどがワンコの食材、エンゲル係数高し・・・)
すれ違うワンコたちを発見しては、「かわいいねー!」「おりこうさんで待ってるね」「甘えっ子の顔してる!」などなど、ワンコ話ばかりしてます。
本当にふたりともワンバカだな~
つい先日も車の中からワンコたちを見ながら、「またいい子を引き取ろうね」というと、ちょっと黙りこんでしまったダンナ。
「・・・もう飼わない。お別れするのは悲しい。」
なんてポツリと言うものだから
「飼って欲しいのに誰にも飼ってもらえずに処分されちゃう子だってたくさんいるんだよ!!」
「・・・そうだね。」
まぁ、はなちゃんの心配もあるし・・・こんなとき男の人のほうが弱いものかも。

昨日、お世話になっているお取り引き先のペットケアステーションさんのブログに、『不要ペット回収車全面廃止の署名』というバナーを見つけました。



わたしもペットを回収していく様子をテレビのニュース番組で何度か見ましたが、お金がたいへんで飼えなくなったからといって10年以上飼っていた犬を引き渡している人、生まれすぎたからと小さな子猫たちを連れてくる人、みんな迷うようなそぶりひとつ見せず、いとも簡単にペットを渡して立ち去っていきます。

それから、宮崎県だったと記憶していますが、不用ペットを入れておく金網のごみ箱のようなものが道端に置いてあるのも、やはりテレビで見ました。
7~8年前だったと思います。
いらないペットをこの金網のごみ箱に入れておくと、定期的に回ってくる回収車が収容していくのです。
東国原知事のご活躍で今をときめく観光地の宮崎県に、もしもこの制度がまだ残っているとしたら、即刻廃止してほしいものです。
たしか宮崎の近県にもこの制度があったように思います。

『動家庭動物の飼養及び保管に関する基準』には、「やむを得ず犬(または猫)を継続して飼養できなくなった場合には、適正に飼養することのできる者に当該犬(猫)を譲渡するように努め・・・」とありますが、不要ペット回収車の制度自体が、譲渡の努力もせず簡単にペットを遺棄させるのを許しているように思えてなりません。

殺処分を減らすために、ペットの引き取りを有料化した地方自治体もありますが、数千円の処分料ですむのなら回収してもらったほうがよいと思う人もいるでしょうし、遠くに捨ててきてしまう人もいるでしょう。
結局、遺棄しようとしている人は、お金がかかろうがかかるまいが遺棄してしまう。
いずれにしても、ペットの「命」を左右しているという考えが抜けているように思えてしかたありません。

わたしは不要ペット回収車の全面廃止に賛成です。
どうかこちらのサイトをご覧ください。
http://www.shomei.tv/project-345.html

2009年1月1日木曜日

あけましておめでとうございます

昨年もたくさんのお客様ワンちゃんと飼い主さま、取り引き先さまにお世話になりました。
本当にありがとうございます。
たまには立ち止まったり、落ち込んだりしたこともあったけど、ワンちゃんたちの元気なご報告をいただくたびに、ものすごーく勇気づけられて、元気をいただいてまいりました。
みなさまから喜びのお知らせや、お寄せいただく課題などが、Peach Blossomの活動を支えてくださっています。
今年もワンちゃんたちの健康を願って・・・どうぞよろしくお願いいたします!

さっそくに、昨年の反省と今年の抱負を。。。
昨年は公私ともに爆発的に忙しい1年でした。
忙しいということは感謝すべきことではありますが、計画どおりでききなかったこともたくさんあります。
特に、せっけんの在庫切れが多く出てしまって間に合わないことが多々あり、お客様にはたいへんご迷惑をおかけしてしまいました。
約2か月を経て出来上がるせっけんの生産を上手にコントロールするのはなかなか難しいことですが、わたしとしては、一気に作って〇月×日に一斉販売というカタチではなく、ワンちゃんと飼い主様が必要としているときに手に入る体制にしたいというのが理想なんです。

さらに、せっけんの質をもっと高めたいという願いもあります。
見直しの必要なレシピは思い切って見直し、素材も手に入りやすいものから品質のよいものへ変えていきたい。
最初の改善として、クレイソープに使われるクレイの品質と配合量をもう一度見直します。
クレイはせっけんの色や柄のバリエーションを広げる素材としてとても重宝しますが、色柄を重んじるあまりクレイそのものの効果が薄いせっけんになってしまうことがあります。
また、品質のよいクレイは、それだけですぐれたオプションとなってくれます。
もちろんクレイに限らず、油脂にしても精油にしてもハーブにしてもそうです。
すでに一部のクレイソープはレシピを見直し済み、いつも注文していたせっけんが何だかちょっと違うゾ、と思われるかもしれませんが、このような理由からでございます♪
見直しに伴い、ネットショップで素材として小分け販売していたクレイ、ハーブなどはしばらくお休みいたします。

昨年3月に我が家のスタッフ犬“もも”が乳腺腫瘍と避妊の手術を受け、年末には“はな”にリンパ腫が見つかり、たくさんの方にお見舞いと励ましのお言葉をいただきましたこと、心より感謝しております。
ももはすっかり元気です、毎日ぴょんぴょん飛び跳ねています。
はなは、まだまだ寛解には遠い状態ですが、わたしはあきらめておりません。
今年も一緒にがんばっていきますよーっ!

飼い主様とワンちゃんたちの良き日々を願い、一頭でも多くのワンちゃんネコちゃんに幸せが訪れるのを願って、2009年が素晴らしい年になりますように!